今回はリフォーム工事のカバー工法についてご紹介していきます。屋根カバー工法とは、古い屋根の上に軽い屋根を張ってかぶせる工法のことです。古い屋根をはがして処分する手間と費用が掛かからないので、工事費用と工事期間を抑えることが出来ます。一般の住宅ではスレート瓦の上に軽い金属屋根(主にガルバリウム鋼板)をかぶせる工事をよく行います。屋根カバー工法の目的は2つの防水機能を新しくすることにあります。2つの防水機能とは、防水シートと屋根材のことです。カバー工法の最初の手順は、スレート瓦の上に防水シートを貼る作業から始まります。防水シートはルーフィングや下葺き材(したぶきざい)とも呼ばれ、最終的に雨漏りを防いでくれる大切なシートです。防水シートを貼ったのちに、金属屋根を張る手順となります。もちろん金属屋根事態も防水機能が備わった構造になっています。屋根本来の目的である雨水から家を守るという目的を、防水シートと金属屋根を新しくすることによって本来の機能を取り戻すことが出来ます。
しかし、屋根カバー工法には施工出来ない屋根があります。1つ目は瓦屋根です。カバー工法の施工条件のひとつに、屋根面がフラットな状態であることが挙げられます。瓦屋根のように波立っている形状の屋根には、カバー工法はおこなえません。
2つ目は、劣化が進みすぎた屋根です。劣化が進みすぎている場合、屋根というより屋根下地が傷んでいることが多く、屋根カバー工法では補えない可能性が大きいからです。
屋根カバー工法を施工したいと考えられている方は上記を踏まえ、まずは現場調査依頼をしてください!!